「子どもが作る弁当の日」について
『弁当の日』とは・・・
2011年、香川県の小学校で竹下和男校長(当時)が始めた『弁当の日』。
子どもが自分でお弁当を作って学校に持ってくるという取り組みです。
何を作るか決めることも、買い出しも、調理も、弁当箱に詰めるのも、片付けも子どもがします。
親も先生も、その出来具合を批評も評価もしません。
子どもが作る『弁当の日』の効果
- 子ども達は自分でお弁当を作る取り組みを通じ、感謝の心を知り、自己肯定感が育まれています。また、失敗の中から多くを学び、生きる力を身につけています。
- 大人たちは見守る大切さを知り、子どもの成長を通じて子育てが楽しいと思えるようになっています。
- 家族だんらんが増え、家庭に笑顔があふれるようになっています。
このような好循環が『弁当の日』を通じて全国に広がりはじめています。
嬉野市の子どもが作る『弁当の日』への取り組み
嬉野市では食育推進会議での提案を契機に、平成27年度から子どもが作る『弁当の日』への取り組みを推進しています。
実施の様子
令和2年11月16日(月)ふれあい弁当の日
市内の小中学校では、ふれあい弁当の日に合わせ、『子どもが作る弁当の日』への取り組みがありました。
吉田中学校での取り組み
2年生19人が、嬉野市食生活改善推進協議会主催の食育教室「お弁当を作ろう」に取り組みました。
まずは、弁当作りのポイントについて話を聞き、実習開始。
慣れないフェイスシールドを着けての実習でしたが、生徒の皆さんはとても楽しそう。
お弁当の中身は・・・
- ごはん
- 卵焼き
- かぼちゃのチーズマヨ焼き
- たこウインナーとブロッコリーの炒め物
- 白菜ののり和え・ミニトマト
野菜たっぷりで、栄養もいろどりも満点。
「卵焼きは難しかったけど上手にできた。家で作ってみようと思った。」
「いろどりよくきれいに詰めることができた。」
「皆さんと一緒に楽しくできた。」
などの感想が聞かれました。
日頃、料理をしているという子どもはあまり多くありませんでしたが、弁当作りはとても楽しかったとの声が多く聞かれました。
『自分が作ったものを食べることは素晴らしいことだ』ということに気付く、そのきっかけ作りになるといいですね。