接種後に起こる可能性のある副反応

起こりやすい副反応について

主な副反応は、注射した部分の痛み(※)、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。また、稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。なお、新型コロナワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談してください。
(※)モデルナ社ワクチンによる1・2回目接種では、接種直後よりも翌日に痛みを感じる方が多く、また、接種後1週間程度経ってから、痛みや腫れなどが起きることも報告されています。

接種後、数日以内に現れる可能性がある症状

  • ファイザー(XBB.1.5)ワクチン ※コミナティ添付文書より
対象者
発現割合 乳幼児(6か月~4歳) 小児(5~11歳) 大人(12歳以上)
50%以上 易刺激性(不機嫌) 接種部位の痛み、疲労 接種部位の痛み、疲労、頭痛
5~50% 接種部位の痛み、発赤、接種部位の腫れ、傾眠、頭痛、食欲減退、下痢、嘔吐、筋肉痛、疲労、発熱、悪寒 発赤、接種部位の腫れ、頭痛、下痢、筋肉痛、関節痛、悪寒、発熱 接種部位の腫れ、発赤、下痢、筋肉痛、関節痛、リンパ節症、悪寒、発熱
1~5% 関節痛 嘔吐
  • モデルナ(XBB.1.5)ワクチン ※スパイクバックス添付文書より
対象者
発現割合 6か月以上
50%以上 接種部位の痛み、頭痛、疲労、易刺激性(不機嫌)・泣き
5~50% 傾眠、食欲減退、接種部位の腫れ・硬結、発赤、筋肉痛、悪寒、発熱、関節痛、リンパ節症、嘔吐
1~5%

遅発性反応(接種部位の発赤・腫れ・痛み)

※接種後7日目以降の痛みや腫れなどのこと

  • 第一三共(XBB.1.5)ワクチン ※ダイチロナ添付文書より
対象者
発現割合 12歳以上
50%以上 疼痛、倦怠感
5~50% 熱感、腫脹、紅斑、そう痒感、硬結、頭痛、筋肉痛、発熱、遅発性反応、リンパ節症、発疹、腋窩痛
1~5%
  • 接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多いです。
  • これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。

接種後、すぐに現れる可能性のある症状

アナフィラキシー

  • 薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
  • じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。
  • 起こることはまれですが、接種後に、もしアナフィラキシーショックが起こっても、すぐに対応が可能なように医療機関では、適切な医療体制を整備しています。

血管迷走神経反射

  • ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがあります。
  • 誰にでも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。
  • 倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。

症状が出たときの対応について

発熱や痛み

  • 市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬[イブプロフェンやロキソプロフェン等])で対応いただけます。
  • 発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。
  • 妊娠・授乳中の方や胃潰瘍・腎機能障害・喘息などの持病のある方は、薬剤師や医師にご相談ください。

かゆみや発赤

  • かゆい場合は冷やしたり、抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、 症状が軽くなります。こうした成分は、 市販の虫刺されの薬などにも含まれています。

副反応に関する相談窓口

佐賀県で「新型コロナウイルスワクチンに関する専門的相談窓口(コールセンター)」を設置しています。

・副反応等に関する日本語での相談

 電話番号:0954-69-1105(毎日8時30分から20時まで(土日祝含む))
 ※接種の可否・病気の診断・治療等の診察に関わるお問い合わせは、かかりつけの医療機関にご相談ください。
 ※接種後の痛みや発熱が長く続く等の場合は、かかりつけの医療機関に相談をお願いします。

関連リンク

このページに関するお問い合わせ
塩田庁舎 健康づくり課
TEL:0954-66-9120
FAX:0954-66-3119(代表)
MAIL:hoken@city.ureshino.lg.jp

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